ミニマリストは所有物が少なく、狭い物件でも暮らしていけるため、家賃を安く抑えることが可能だ。
ミニマリストの中には家賃が2万円台の物件に住んでいる人も数多くいる。
生活費記録の記事にも書いているが、私の家賃は5万円を超えているため、先日まで家賃の安い物件を探していた。
不動産会社に問い合わせて内見まで済ませたのであるが、迷っている間に他の人に決まってしまい、結局契約には至らなかった。
私が具体的に検討していたのは「ビレッジハウス」という激安物件である。
今回は、私がビレッジハウスの2度の内見で感じたことを書いてみようと思う。
あくまで内見での感想であり、実際に住んだ感想ではないことをご了承いただきたい。
費用面は魅力的。設備が許容できるかがポイント
私がビレッジハウスの内見で感じたことをまとめると、以下の通りとなる。
- 家賃や初期費用が劇的に安い
- 他の物件に比べて設備面でイマイチな部分も
- 設備が許容できる人にとっては非常に魅力的な物件
以下、ビレッジハウスについての説明と、上記の感想について詳しく述べる。
ビレッジハウスとは
ビレッジハウスとは、元々は雇用促進住宅として運用されていた物件をソフトバンクグループ傘下の会社が一括取得し、内装をリノベーションして賃貸に出している物件である。
以下のような特徴がある。
- 入居条件が厳しくない
- 保証人不要
- 敷金、礼金不要
- 更新料不要
- 家賃が安い
- 築年数は古く、築50年程度
- 内装はリノベーションされてキレイ
ビレッジハウスの詳細は→家賃20,000円台! 賃貸界の革命児
以下に、私が検討していた物件について紹介していく。
間取りや費用などは物件によって異なるので、注意いただきたい。
ビレッジハウスの初期費用と家賃について
物件概要
私が検討していた物件は以下のような間取りと設備だった。
- 6畳+4.5畳の2K
- エアコンあり
- バストイレ別
- 洗面台は独立
- 室内洗濯機置き場あり
- 都市ガス
先ほど述べたように、上記は物件によって異なる。
初期費用が劇的に安い
初期費用は、敷金・礼金及び仲介手数料が不要で、初月の家賃を日割りした費用と次月分の家賃だけの支払いでいいとのことだった。
支払う金額が家賃のみのため、家賃以外の入居費用は実質0円ということになる。
また、3万円のキャッシュバックがあり、さらに入居3か月目の家賃は無料との説明を受けた。
なお、火災保険について聞いてみたが、管理会社が一括して入っているため不要とのことだった。(ただし、家財に対しての保険が必要なら個人で入ってくださいと言われた。)
ネットで調べたところ、火災保険が必要な物件もあったので、この辺は物件によって異なるようである。
これらを見てわかる通り、初期費用は他の物件に比べて劇的に安い。
家賃もかなり割安
私が検討していた物件は上記の通り、6畳+4.5畳の2Kであるが、家賃は部屋によって異なっていた。
家賃設定は以下のような特徴があった。
- 上の階ほど家賃が安い
- 畳の部屋はクッションフロアよりも家賃が安い
- 同じ間取りでも家賃が異なる
エレベーターがないため、上の階に行くほど家賃が約1,000円ずつ安く設定されていた。
また、畳の部屋はクッションフロアの部屋に比べて、家賃が3,000円程度安かった。
私が検討していた部屋は、5階建ての4階であったが、家賃は畳の部屋で27,000円、クッションフロアの部屋で29,000円及び30,000円の2種類があった。
どうして1,000円違うのか聞いてみたところ、理由は不動産会社でも把握していなかった。
しかし、どうやらリノベーションの際にキッチンのシンクを新品に交換した部屋と、そうでない部屋で家賃に差があるようだった。
部屋によってリノベーション箇所に差があり、それによって家賃に違いを設けているのだろう。
どちらにしても他の物件に比べると、間取りの広さに対して、家賃もかなり安いことがわかるだろう。
費用についての注意事項
費用についての注意事項として、退去時の費用がある。
退去時には基本的に部屋のクリーニング代がかかるが、それ以外にも2年未満で退去した場合は違約金が発生する。
ただし、違約金と言っても、入居1年未満の退去で家賃2ヶ月分、2年未満で家賃1ヶ月分なので、それほど大きくはない。
入居時にキャッシュバックと家賃1ヶ月分無料のサービスがあるため、このサービスの恩恵を受けてすぐに退去する、といった使われ方を避けるために設定しているようである。
次のページでは、私が内見でチェックしたポイントや感想について述べる。