ミニマリズムを考える上で、スマートフォン(以降スマホと表記)の存在は大きい。
これまでは単体の製品として存在していた多くの「物」。
これらがアプリとなってスマホ1台に集約した。
この結果、スマホ1台あればこれらの「物」を手放すことが可能になったわけである。
しかし、物理的な「物」が増えないからといって、際限なくスマホにアプリを入れるのはよくない。
そんなことをすればスマホの使い勝手は悪くなり、実在の「物」を増やした時と同じ状態になってしまう。
- 多くのアイコンによる見た目のノイズ感
- アプリ起動までの手間
- アプリの更新回数の増大
- スマホ動作の不安定化
- 大容量のストレージの必要性
等。
こういった状態に陥らないために、スマホ内のアプリやデータも、必要なもの以外はできるだけ削除した方がいいだろう。
スマホのホーム画面やストレージ容量もまた、自分の部屋や物理的な収納スペースと同様に考えるべきである。
そこで今回は、私のスマホ画面やスマホにインストールしているアプリを紹介したいと思う。
私のスマホよりもっとアプリが少ないというミニマリストの方も多数いると思うが、少しでも参考になった方がいれば幸いだ。
ミニマリストが愛用しているスマホ
私はメインとサブの2台のスマホを使っている。
どちらもAndroid端末だ。
メインとサブの両方のスマホでほぼ同様にアプリを入れており、「私服の制服化」のようで面白いと思うので、両方のスマホ画面を紹介する。
ミニマリスト的スマホホーム画面
Androidのホーム画面は
- 一部のアプリのみを配置した標準の階層
- 全アプリを表示する階層
の2層構造となっている。
ここがiPhoneと違うところだ。
私は、標準のホーム画面には、外出先で素早いアクセスが必要なアプリのアイコンのみ置くようにしている。
私のスマホホーム画面は以下の写真の通り。(左:メインスマホ、右:サブスマホ)
ホーム画面に置いているアプリアイコンは以下の11個だ。
画面下部(ドック)
- My 050(IP電話)
- LINE
- Gmail
- Chrome(ブラウザ)
画面上部
- Googleカレンダー
- Google Keep(メモ)
- Googleマップ
- カメラ
- Yahoo天気
- Yahoo乗換案内
- Amazon Kindle
外出先で急いでスケジュールを確認したり、今すぐ乗る電車の経路を調べたり、重要な事柄のメモを取ったりと、そういう急ぎのシチュエーションを想定してアプリを配置している。
素早いアクセスを特に必要としないKindleアプリのアイコンもホームに置いているが、これは隙間時間にダラダラSNSをいじらず、読書するよう自分を戒めるためである。
壁紙はサブスマホのデフォルトの壁紙が気に入っていたので、その画像をメインスマホにも移植している。
一度、単色壁紙も試したことがあったが、立体感がなさ過ぎて見た目の印象がイマイチだったため、結局この壁紙に落ち着いた。
全アプリ表示画面でのフォルダ振り分け
全アプリ表示画面は3つのフォルダを配置し、その中に各アプリを入れている。
フォルダは以下の3つ。
- ASUS
- etc
左のASUSフォルダは、スマホメーカーであるASUSのプリインストールアプリを収納する目的で作成しており、スマホ本体機能をコントロールするアプリが多い。
中央のGoogleフォルダはGoogle製アプリを収納している。
OSがGoogleのAndroidのため、Googleのアプリは比較的多い。
右のetcフォルダは、その他に自分でインストールしたアプリを入れている。
ミニマリストが使うスマホアプリ全30個!
それでは各フォルダの中のアプリを紹介していこう。
ASUSフォルダ:8アプリ
ASUSフォルダは上の写真のように、ASUS製のアプリを8つ入れている。
各アプリは以下の通り。
電話
通話用アプリ。
メインのスマホはドコモのガラケーsimと、mineoのデータsimの2枚挿しにしているため、ドコモのガラケーsimで通話する場合に、このアプリを使用する。
サブのスマホにはmineoのデータsimしか挿していないため、このアプリを使用することはない。
連絡先
電話帳アプリ。
Googleアカウントと連携している。
設定
スマホの各種設定用アプリ。
ファイルマネージャー
各ファイルを管理するためのアプリ。
ストレージ内にフォルダを新規に作成したり、画像や音楽などのファイルを好きなフォルダに移動したりする場合に使用する。
時計
時計のほか、アラーム、タイマー、ストップウォッチなどの機能がある。
目覚まし時計にも使用。
電卓
電卓アプリ。
このアプリがあるため、通常の電卓はすべて処分した。
カメラ
標準で付属しているカメラアプリ。
他のカメラアプリは一切使用していない。
インカメラを鏡代わりに使用することもある。
音声レコーダ
音声を録音するためのアプリだが、一度も使ったことがない。
将来的に使うことがありそうなので、消さずに残している。
Googleフォルダ:9アプリ
Googleフォルダには、Googleアプリを9つ入れている。
Googleアカウントと連携してクラウドにデータ保存できるのが強み。
Playストア
アプリの購入やインストールをするためのアプリストア。
Chrome
インターネットブラウザ。
一時期Firefoxを使用していたが、アプリの数を減らしたかったため、Chromeに戻してFirefoxは削除した。
Gmail
メールアプリ。
Gmail以外のメールも送受信できる。
私は複数のGmailアカウントを用途別に使い分けており、全アカウントをまとめて管理できるのが便利である。
メッセージ
Google製のSMS(ショートメール)アプリ。
ほぼ受信専用として使っている。
Googleカレンダー
カレンダー・予定表アプリ。
以前は、1ヶ月予定表での予定表示が、予定の有無を示すカラーバーのみだった。
このため私は、1ヶ月予定表で予定内容が表示される「ジョルテ」というカレンダーアプリを使っていた。
しかし、いつの頃からかGoogleカレンダーでも1ヶ月予定表で予定内容が表示されるようになったため、ジョルテからGoogleカレンダーに乗り換えた。
Google製のアプリでこと足りるものは、できるだけGoogle製アプリを使用することにしている。
Google Keep
メモアプリ。
単なるメモだけでなく、箇条書きのリストを作成することもできる。
Googleマップ
地図アプリ。
地図を見たり、経路を検索して所要時間を調べたり、ストリートビューで周囲の様子を確認したりと多機能で非常に便利なアプリ。
カーナビとしても使える。
Google Fit
歩数計アプリ。
歩数や歩いた距離の自動記録に使っているだけでなく、毎日測定した体重を入力して体重管理にも使っている。
起動しなくても、歩いた経路を勝手に記録してくれるのが便利。
ポケモンGOをやっていた時にインストールし、ポケモンGOをやめた今でもこのアプリは引き続き使っている。
Google翻訳
翻訳アプリ。
元々はブラウザからGoogle翻訳のサイトにアクセスしていたが、アプリ版なら海外出張時に会話の通訳にも使えるのではないかと考えて導入。
しかし、未だに通訳には使用していない。
etcフォルダ:13アプリ
etcフォルダにはASUS製やGoogle製以外のアプリで、自分でインストールしたものを入れている。
My 050
ブラステルという業者のIP電話アプリ。
マイナーではあるが、かつては通話料金激安で遅延が少ないIP電話として話題になっていた。
2度の通話料金の値上げに伴い、割安感はなくなったものの、それでも他社と同等以下の通話料で使えるのが魅力。
なお、料金はプリペイド式。
SMARTalk
FUSION(楽天系列)のIP電話アプリ。
通話料がやや高く、遅延も大きいためメインにはならないが、留守電が使えるので留守電目的で使用している。
上記のブラステルに掛かってきた電話を一定時間内に取らない場合、FUSIONのIP電話に転送されるように設定しており、転送後はすぐに留守電につながるようにしている。
こうしてブラステルの留守電としてFUSIONのIP電話を使っているわけだ。
留守電専用で、電話としては使っていないので、このアプリは不要であるが、ブラステルが使えないときの予備の電話としてアプリを入れている。
LINE/LINE Lite
説明不要のLINEアプリ。
左がLINE、右がLINE Lite。
通常は1つのLINEアカウントを複数のスマホで使うことはできないが、LINEアプリとLINE Liteアプリを併用することで、2台のスマホで同一のLINEアカウントを使うことができる。
LINE Liteアプリは海外のAndroid用としてリリースされているので、Playストアからはインストールできないということと、ノーマルのLINEアプリに比べて機能が削減されているのが注意点だ。
mineoアプリ
格安sim「mineo」のアプリ。
通信速度の手動切り替えや、パケットの無限繰り越しに使っている。
詳細は下記の記事を参照。
QRコードリーダー
YahooのQRコードリーダー。
QRコードリーダーの中では最もシンプルで使いやすかったが、2020年1月31日をもって提供終了。
残念。
Yahoo天気
Yahooの天気予報アプリ。
元々はブラウザでYahoo天気のサイトにアクセスしていたが、雨雲情報の使い勝手が悪かったため、アプリ版を導入した。
Yahoo乗換案内
Yahooの路線アプリ。
こちらも元々ブラウザから使っていたが、外出先で急いで路線検索する場合はアプリ版の方が便利なため、アプリを導入することにした。
EXアプリ
新幹線のEX予約を利用するために導入。
新幹線の座席の予約や、予約の変更などがやりやすいため重宝している。
レシーピ!
家計簿アプリ。
入力した購入品(食料品)情報を元に食事メニューの提案をしてくれるのが特徴。
レシートの読み取り精度に定評がある。
私は1度Zaimというアプリに乗り換えたことがあるが、レシート読み取り精度が悪かったため、再びレシーピに戻った。
Amazon Kindle
Amazonの電子書籍Kindleのアプリ。
紙の本と違い、購入した本を気軽に持ち運べる上、マーカーを引いたり消したりが、紙の本より簡単にできるのが非常に便利。
マーカーを引いた箇所が一覧になっており、その一覧から、素早く該当ページにショートカットすることも可能。
VLC
PCでも有名な動画再生ソフト。
あらゆる動画ファイル形式に対応しているため、これ1つでほぼすべての動画を再生可能と考えて良い。
これが無料なのは素晴らしい。
Poweramp
音楽再生ソフト。
Androidを初購入した頃、高音質な音楽プレーヤーとして話題になっていた。
ちなみに私は有料キーを購入済みである。
現在、Youtubeで音楽を聴くことや、上記のVLCを音楽プレイヤーとして使うことも検討しているため、このアプリは削除するかもしれない。
アバスト
PCでも有名なウィルス対策ソフト。
私はPC・スマホ共々、このウィルス対策ソフトを長年愛用している。
以上の30アプリが、私がスマホにインストールしている全アプリだ。
結び
以上、私がインストールしているスマホアプリについて説明した。
最近の大きな変更点としては、TwitterアプリとYoutubeアプリを削除したことである。
これらがないと不便だと判断した場合は、再度インストールすることになると思うが、当面はこのままでいきたいと考えている。
ある程度の不便さは、アプリを使いすぎることを防ぐ抑止力になるのではないかと思うからだ。
ただし、現状が最終形態であるとは考えていない。
必要に応じてアプリの数は増減するし、便利なアプリが出てくれば追加導入もあり得る。
その辺は柔軟に対応していき、大幅変更があれば、都度ブログで取り上げていきたいと考えている。
余計なアプリを削除し、厳選したアプリのみを導入する際の参考になれば幸いだ。