ミニマリストが実践する貯金のコツ!貯金できない人も平均値目指そう!

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預金通帳 生活

ミニマリストは所有物を減らすことで、時間やお金に余裕が出てくるのもメリットだ。

お金に余裕が出てくれば、貯金に回すこともできる。

ミニマリストによっては、貯金すら必要ないという人もいるかもしれないが、私は貯金は必要だと考える。

貯金の目的は、物を買うためではなく、いざという時の備えのためだ。

いざという時の備えがあれば、それが安心感につながり、日々の生活に心の余裕出てきたり、新しいことに挑戦することも可能となる。

今回は、私が実践している貯金のコツを紹介しよう。

ちなみに、今回の内容は、おそらくFP(ファイナンシャルプランナー)のアドバイスとは正反対だと思う。

私のほうが正しい、というつもりはないので、自分に合った方法を試してみてほしい。

 

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先取り貯金はお勧めしない

よくある貯金のアドバイスとして、先取り貯金をすることがあげられる。

先取り貯金とは、給料から一定金額が天引きされる形の貯金のことで、企業では財形貯蓄制度というものがあるところが多い。

しかし、私はこのような先取り貯金はお勧めしない。

それは以下の3つの理由による。

  • マージン(余裕)を取りすぎる
  • 物欲が刺激されやすい
  • コントロールスキルが身につかない

それぞれについて説明しよう。

 

理由1:マージン(余裕)を取りすぎる

先取り貯金をお勧めしない1つ目の理由は、マージン(余裕)を取りすぎること、である。

給料というものは常に一定ではなく、毎月変動がある。

残業手当であったり、出張手当であったり、あるいは臨時のボーナス等もそうだ。

毎月変動がある給料に対して一定額の天引きをしようと思ったら、どうしても給料が少ない時の金額を基準に、天引き額を決めることになる。

そうすると、給料に対して天引き額のマージン(余裕)を取りすぎる、つまり、先取り貯金の設定額が少なくなりすぎるのだ。

 

理由2:物欲が刺激されやすい

2つ目の理由は、給料の変動分がプラス方向に大きいとき、つまり手当等が多いときに物欲が刺激されやすいということである。

給料がいつもより多いのに天引き分が一定ならば、自由に使えるお金が増えるということだ。

そうなると、先ほど述べたように普段から天引き額のマージンを取りすぎているにもかかわらず、余剰分はあれが欲しいこれが欲しいといった物欲につながってしまう。

これでは、貯金のスピードなど上がるわけがない。

 

理由3:コントロールスキルが身につかない

3つ目の理由は、お金や物欲をコントロールするスキルがいつまでも身につかない、ということである。

先取り貯金というのは、結局は自動のシステムだ。

自分自身は何もしていない。

システムにまかせっきりにしているから、貯金の額がいくら増えようとも、自分のコントロールスキルが向上したわけではない。

スキルが向上していないにも関わらず、自分は貯金ができているという安心感を感じてしまう。

たとえ、ほかの人よりも貯金の額が圧倒的に少なかったとしても、だ。

では、どうすればいいのか、私が実践している方法を以下に紹介しよう。

 

ミニマリストが実践する貯金のコツとは

私が実践している貯金のコツは次の2つである。

  • 毎月一定額を貯金するのではなく、毎月一定額で生活する
  • 固定費を削減する前に、高額の臨時支出をまず削減する

以下に詳しく述べる。

 

コツ1:毎月一定額で生活する

私が実践しているのは、「毎月一定額を貯金するのではなく、毎月一定額で生活する」ということだ。

つまり、生活費の予算を設定するということである。

 

まず生活費の予算を設定する

生活費の予算を設定するには、まず、自分の現状の1ヶ月の生活費を把握しなければならない。

生活費を把握するのに、事細かに家計簿をつける必要はない。

何にどの程度使っているのかが、ざっくり分かればそれでいい。

そして、1ヶ月の生活費が把握できれば、予算を設定する。

ギリギリに設定するのではなく、多少は余裕を持たせたほうが良い。

車を所有している人は、車にかかる年間費用を毎月積み立てるようにしよう。

また、家電製品などが急に壊れる、ということも起こり得るから、家電製品買い替え費用も普段から積み立てておくといい。

急にお金が必要になる、という状況をできるだけ回避するためだ。

 

設定した予算以外は全額貯金する

そして、1ヶ月の予算を決めたなら、給料から予算を差し引いた金額は全額貯金する。

残業手当が多い月であってもボーナス支給月であっても、毎月同じ予算で生活するようにして、決めた予算以外のお金は、全額を貯金に回すのである。

これは、ある意味先取り貯金と言えるかもしれないが、収入の増減によって貯金の額が毎月変わるため、毎月一定額を貯金するようなシステムには向かない。

給与振込先を2つ設定できる会社なら、設定した生活費の予算分を普段遣いの口座に振り込み、残りの分を貯金用口座に振り込む、という形にすることも可能だ。

ただ、先ほど述べたように、自動のシステムにまかせっきりにしていると自分でお金や物欲をコントロールするスキルが身につかないので、できれば、自分でコントロールしたほうがいいだろう。

どうしてもお金を使ってしまうという人は、給与振込先を二つに分ける方法を試すといい。

 

コツ2:金額の大きな臨時支出をまず節約する

貯金のコツ2つ目は、毎月の固定費や変動費ではなく、「ときどき発生する金額の大きな臨時支出をまず節約する」ということだ。

 

固定費や変動費の削減は効果が低い

貯金のアドバイスとしてよくあるのが、毎月の固定費をまず削減しましょう、というものだ。

固定費とは毎月の定額の支払いのことで、よくやり玉に挙げられるのは通信費と生命保険である。

それ以外にも、子供の習い事を減らせといった、ひどいアドバイスもある。

また、変動費に関しては自炊して食費を減らそう、というアドバイスが定番だ。

確かにこれらを削減すれば、月々の出費は減るだろう。

しかし、これらを削減したところで、金額はそれほど大きくはない。

苦労して食費を1万円節約したところで、12万円のiPhoneを買ってしまったら、すべては水の泡である。

普段の生活費と高額の臨時支出とでは金額の桁が違いすぎるため、生活費を節約した分が、高額の臨時支出であっさり帳消しになってしまうのだ。

 

金額の大きい物から優先的に節約することが重要

節約で最も重要なのが、金額の大きいものから優先的に節約することである。

しかし、多くの人は、高額の買い物をするときに、なぜか太っ腹になってしまう。

普段はスーパーで、10円、20円程度の小さな価格差を気にしているにもかかわらず、だ。

①1000円のモノを500円で買う
②101万円のモノを100万円で買う

ふたつの例のうち、どちらが得をしているだろうか

~中略~

お金に対してこういったポリシーがない人は、高い買い物をする際に、「101万円も100万円もたいして変わらないから、お店の人の勧めるほうでいいや」と考えてしまう。

~中略~

そんな人に限って、スーパーでの買い物で10円単位をケチったりするのだからおもしろい。

(「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」(山田真哉著)より引用)

 

高額の臨時支出は頻繁に発生するわけではない、と感じる人もいるかもしれない。

車、家電製品、パソコンやスマホなどのデジタルガジェット、ブランド物など。

これら一つ一つは、数年おきの買い替えかもしれないが、よく見てみれば毎年何らかのものを買っているのではないだろうか。

少なくとも、普段の生活費に全くインパクトを与えないぐらい購入頻度が低いということはないはずである。

 

欲しいものではなく必要な物を買う

また、よく言われることであるが、欲しいものではなく必要なものを買う、ということが大事である。

固定費や変動費は物欲によって出費しているものは少なく、どちらかと言えば必要な支出に分類されるだろう。

こういったものは、節約することによるデメリットも少なからずあるものだ。

一方、高額の臨時支出は、必要というよりは物欲によるところが大きい。

もちろん、高額な製品を買えば収入が3倍になるだとか作業効率が10倍改善する、というのであれば、率先して買えばいいだろう。

しかし、よく検討してみれば、類似の安い製品で事足りることが多く、単に自分の物欲を正当化したいだけなのである。

固定費や変動費に手を付ける前に、「高額な支出の際こそ節約する」といった習慣をまず身につけるようにしよう。

そうしないと、固定費や変動費を節約した分が、単に高額な製品の支出に回ってしまうだけだからだ。

 

人に自慢したところで何の意味もない

人によっては、他人に自慢したいだとか、自分のセンスの良さを他人に見せつけたい、という理由で、高価な製品を選ぶ人もいるだろう。

しかし、そんな考えは全く意味をなさない。

なぜなら、物を買うという行為は誰でもできるからである。

持ち家ですら、ローンを組めば、お金を持っていなくても買える。

誰でも買えるものを買って、果たして自慢になるだろうか。

高価なものを買った場合、周りの人はうらやましがるかもしれない。

しかし、それはうわべだけである。

あなたが持ち物を自慢する姿を見て、仕方なくあなたに話を合わせているだけなのだ。

ほんとはうらやましくもなんともなく、あなたが傷つかないようにふるまっているだけだ。

そして、そうしていることを、あなたに感じさせない。

周りの人はあなたが思っている以上に、賢い人ばかりなのである。

「頭脳明晰」

あなたはとても頭のいい人です。

頭の回転もはやくてつぎからつぎへといろんなことを思いついたりもします。

そんなあなたですから話していても楽しくてきっとみんなの人気者でしょう。

ちょっと八方美人な面ももっていますがみんなにいい顔をするのは悪いことではありません。

だれだってきらわれるより好かれるほうが気分がいいので八方美人はいいとしましょう。

問題はそんなところではなくてべつのところにあります。

それはあなたは頭がよくてそれを自分でも知っているのでほかの人がバカにみえることです。

あなたにはどこか人をこばかにしたようなところがあります。

人がなにかへまをするとクチでは大丈夫?と気をつかいますが………

こころの中ではなんてとろくさいんだろうと思っていたりします。

でもあなたはそんな思いをけっしておもてにはだしません。

だすと相手をキズつけてしまうことを頭のいいあなたは知っています。

そんなあなたですからみんなとうまくやっていると思っていることでしょう。

おもてむきはたしかにそうかも知れません。

しかし本当はまわりのみんなは気がついているのです。

あなたが自分の頭のよさをハナにかけていることや意外と打算的なところも。

でもみんなはそのことをあなたにはいいません。

いうとあなたをキズつけることを知っているからです。

もうわかりましたね。
そう。
ということはみんなもそれくらい頭がいいのです。

ですからできるだけ人をバカにするのはやめましょう。

でなければあなた自身がバカにされてしまいます。気をつけてくださいね。

(「SFC版ドラゴンクエストIII」ゲーム開始直後の性格診断より引用)

また、持ち物を自慢しようと思ったら、他人より高価なものを持つ必要がある。

人に自慢し続けようと思ったら、延々と高価なものを買い続ける羽目になるのだ。

「自慢にかかるコストは無限大」、これは私が15年ほど前に考えた言葉である。

 

センスの良さを自慢するということに関しても、冷静に考えれば、その製品をデザインした人のセンスがいいだけであって、その製品を購入した人のセンスがいいわけではない、ということに気が付くだろう。

自分のセンスのなさをデザイナーの力を借りてごまかしているだけに過ぎない。

繰り返しになるが、物を買うという行為はセンスのない人でもできるのである。

どうしても人に自慢したいというのであれば、所有物ではなく、貯金の額でも自慢するとよい。

貯金はセンスやテクニックが必要で、誰にでもできるものではないから、自慢にはなるだろう。

ただし、人の反感を買うことになっても、私は責任を取らない。

結局は、自慢したいなどという欲望を無くすことが一番なのだ。

 

 

固定費と変動費の節約は一番最後でよい

さて、高額な臨時支出を節約する習慣が身についたならば、次は生活における固定費と変動費の節約を検討する段階である。

が、今回はこれらについては触れない。

もしかしたら、別の記事にするかもしれないが、私のこれらの節約は単なるやせ我慢でもあるので、参考にならない可能性が高い。

ほかにネタがなくなったら記事にするかも、というスタンスにとどめておくことにする。

 

まとめ

では最後に、もう一度、今回の内容をまとめておこう。

  • 毎月一定金額の先取り貯金をするのではなく、生活の予算を設定し、予算を差し引いた残りの金額は毎月全額貯金する。
  • 固定費・変動費の削減を検討する前に、高額の臨時支出を削減する習慣を身につける

 

今回の内容は以上であるが、大事なのは、自分に合った方法を取り入れるということである。

もし、私の方法が合わないのであれば、他の人のアドバイスを取り入れてもらえれば、私としてもうれしい。

なお、貯金の習慣を身につけた後の、定期預金のコツについては下記の記事を参照してほしい。

 

 

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