先日の記事でも紹介したように、私は2020年7月から投資(投資信託・つみたてNISA)を開始した。
元々、私はリーマンショックまで投資を行っており、その時はSBI証券を使っていたが、今回投資信託を購入するにあたり、新たに楽天証券口座を開設している。
もちろん、SBI証券より楽天証券の方がメリットがあると感じたからだ。
今回は楽天証券で投資信託やつみたてNISAを始めるメリットについて紹介しよう。
楽天証券で投資信託やつみたてNISAを始める3つのメリット
楽天証券で投資信託やつみたてNISAを始めるメリットは以下の3つだ。
- 楽天カードで投資信託を買うと1%ポイント還元
- 楽天銀行との連携で普通預金金利が0.1%
- ポイント投資500pで楽天市場のポイント還元率が+1倍
以下、順に説明する。
メリット1:楽天カードで投資信託を買うと1%ポイント還元
楽天証券では、楽天カードを使って1ヶ月5万円分まで投資信託を購入することができる。
楽天カードで投資信託を購入した場合は、もちろん楽天スーパーポイントが1%付与される。
投資では5万円というと大した金額ではないかもしれないが、5万円もの買い物をするのにポイント還元の恩恵を受けない理由はないだろう。
なお、この際付与されるポイントは通常ポイントのため、楽天証券での投資にも利用できる。
こうして、「楽天カードで投資信託を購入→付与されたポイントを使ってさらに投資信託を購入」という形にすれば、ポイント分だけ利回りが加算されるようなものである。
当初、私はすでに持っているSBI証券でつみたてNISAや投資信託を始める準備をしていたが、このポイント還元を知り、急遽楽天証券で口座開設することにしたというわけだ。
「楽天カードで投資信託を買うと1%ポイント還元」、これが楽天証券を使う1つ目のメリットだ。
メリット2:楽天銀行との連携で普通預金金利が0.1%
楽天証券では、「マネーブリッジ」と呼ばれる楽天銀行との連携機能がある。
連携機能とは以下のようなものだ。
- 買付け時、楽天銀行→楽天証券に自動入金
- 夜間、楽天証券→楽天銀行に自動出金
楽天証券に現金残高がなくても、楽天銀行の現金残高を使って楽天証券で買付け可能だし(外国株等、例外あり)、楽天証券の現金残高は操作することなく自動で楽天銀行に出金される。
※この際、楽天銀行に残す金額、楽天証券に残す金額はそれぞれ設定可能となっている。
このような連携機能は他の証券会社でもお馴染みだろう。
楽天証券・楽天銀行の「マネーブリッジ」で最も特徴的なのは、楽天銀行の普通預金金利が0.1%(税引き前)の優遇金利になるということである。
普通預金金利0.1%というのは、あおぞら銀行BANK支店の普通預金金利0.2%(2020年8月現在)に比べると見劣りするが、楽天銀行の普通預金金利が0.02%であるため、5倍の優遇金利となる。
なお、都市銀行の普通預金金利が軒並み0.001%であることを考えると、100倍の金利だ。
いつでも投資に使える現金を一時的に普通預金として楽天銀行に預けることを考えれば、この普通預金の優遇金利は大きなメリットとなるだろう。
投資用の資金が大きいのであればなおさらである。
「楽天銀行との連携で普通預金金利が0.1%」、これが楽天証券を使う2つ目のメリットだ。
メリット3:ポイント投資500pで楽天市場のポイント還元率が+1倍
楽天では様々なサービスを利用することにより、楽天市場でのポイント還元率がどんどん高くなるシステムとなっている。
楽天証券での特典は、楽天スーパーポイントを使って500円分以上の投資信託を購入すると、楽天市場でのポイント還元率が+1倍されることだ。
私は楽天市場での買い物をほとんどしないため恩恵はないが、楽天市場を普段使っている人にはメリットとなるだろう。
なお、私としては次のように楽天証券を利用している。
- 楽天カードで5万円分の投資信託を購入
- 500pをゲット
- ゲットした500pで投資信託を購入
- 楽天市場のポイント還元率が+1倍される
つまり、「楽天カードで投資信託を5万円分購入+ポイントで投資信託を500円分購入」を毎月行っている形だ。
「ポイント投資500pで楽天市場のポイント還元率が+1倍」、これが楽天証券を使う3つ目のメリットである。
楽天証券、楽天銀行、楽天カードをすべて申し込み!
上記のようなメリットを最大限活用するには、楽天証券だけでなく、楽天銀行と楽天カードを利用することが必須となる。
私は、楽天証券口座、楽天銀行口座、楽天カードのいずれも持っていなかったので、すべてを申し込むことになった。
この際、ちょっとした注意が必要だったので、その点について紹介しよう。
楽天カードと楽天銀行の同時申し込みはできなかった
楽天カードの申し込み画面に、「楽天銀行口座の同時開設が可能」との表記があったので、まずは楽天カードと楽天銀行口座を同時申し込みすることにした。
しかし、楽天カードの申し込み画面を進めていっても、どういうわけか楽天銀行の新規口座開設の選択肢が現れず、結局同時申し込みをあきらめる形となった。
楽天カードの引き落とし先銀行を楽天銀行にするためには、「楽天銀行の口座開設」→「楽天カードの申し込み」の順で申し込みを行う必要がある。
まずは楽天銀行及び楽天証券の申し込みを行い、楽天銀行口座開設後に楽天カードを申し込むという手順だ。
ちなみに、楽天銀行のキャッシュカードには、楽天カードのクレジット機能を一体化させた「楽天銀行カード」というものもある。
しかし私は、楽天カードの「楽天ポイントカード機能」と「楽天edy機能」に魅力を感じたので、この「楽天銀行カード」は申し込まず、楽天銀行キャッシュカードと楽天カードを別々に持つことにした。
私が申し込んだのは以下の通り。
- 楽天銀行キャッシュカード:VISAデビット機能付きキャッシュカード
- 楽天カード(クレジットカード):楽天ポイントカード機能、楽天edy機能付きクレジットカード
今思えば、VISAデビット機能はいらなかったかもしれない。
楽天証券、楽天銀行、楽天カード申し込み手順
3つの申し込みを別々に行うなら、以下の通りとなる。
- 楽天銀行及び楽天証券の口座開設(どちらが先でも可)
- 楽天銀行口座開設後に楽天カード申し込み
私が口座開設した際は、楽天証券の口座開設画面から、楽天銀行の同時申し込みができた。
まずは楽天証券と楽天銀行の同時申し込みを行い、楽天銀行口座開設後、楽天カードを申し込んだというわけだ。
今は同時申し込みができるかどうか分からないので、各申し込み画面を確認し、同時申し込みができそうならそこから申し込めば効率がいいだろう。
それぞれのサイトへは以下から。
→ 楽天証券
→ 楽天銀行
→ 楽天カード
なお、楽天会員でない人は、最初に申し込む際に楽天会員登録から始めることになる。
楽天証券で投資信託やつみたてNISAを始める3つのメリットまとめ
長くなってしまったが、楽天証券で投資信託やつみたてNISAを始める3つのメリットについて、再度まとめよう。
- 楽天カードで投資信託を買うと1%ポイント還元
- 楽天銀行との連携で普通預金金利が0.1%
- ポイント投資500pで楽天市場のポイント還元率が+1倍
証券口座は一度開設して取引を始めてしまうと、別の証券口座に乗り換えるのは敷居が高い。
特につみたてNISAの場合は証券会社を切り替えるのに手間がかかる。
このため、最初にしっかりと証券会社を決めた上で、投資を始めるのがいいだろう。