ミニマリストを目指して一旦は物を減らしたものの、リバウンドして物が増えてしまったという人もいるのではないだろうか。
中にはリバウンドがきっかけでミニマリストをやめてしまったという人もいるようだ。
下記の記事で書いている通り、私は2002年にゲーム機と数百本のゲームソフトを全て手放したが、その後2回にわたりリバウンドを経験している。
今回は私がリバウンドした時の話について書いてみようと思う。
これら2回のリバウンドそれぞれについて紹介しよう。
第1次リバウンド(2006年頃)
まずは2006年頃の第1次リバウンドについて、買い戻した物とリバウンドのきっかけとなった出来事について紹介しよう。
第1次リバウンドで買った物
第1次リバウンドで買い戻した物は以下の通りだ。
- ドリームキャスト4台
- セガサターン2台
- それぞれのソフト
ドリームキャスト4台
ドリームキャストはヤフオク等を駆使して、ほぼ新品状態の本体を4台確保した。
どうして4台も確保したかというと、ドリームキャストはモーター部分の設計が弱く、故障しやすいからだ。
4台中最も使用感のある本体をプレイ用、それ以外を保管用としていた。
セガサターン2台
セガサターンはドリームキャストより1世代古い機種である。
セガサターンにも名作は多いので、入手困難になってから慌てても遅いと考えて2台を確保。
本体は頑丈なため、普通の中古本体を2台だけ確保するにとどまった。

逆にセーブ用カートリッジはデータが消えやすかったけどな
各ゲームソフト
正直すべてを覚えていない。
自分のやりたい最低限のゲームソフトを一通り買い戻した気がする。
ドリームキャスト
- ジェットセットラジオ
- ソニックアドベンチャー2
- シェンムー2
- バーチャロンオラトリオタングラム
- クレイジータクシー
- スペースチャンネル5
- F355チャレンジ
- サクラ大戦3
- 斑鳩
- アンダーディフィート
- ボーダーダウン
等
セガサターン
- パンツァードラグーンツヴァイ
- ナイツ
- サンダーフォースV
- 蒼穹紅蓮隊
- ヴァンパイアセイヴァー
- デビルサマナーソウルハッカーズ
- デカスリート
等
第1次リバウンドのきっかけ
2006年頃の第1次リバウンドのきっかけとなったのは「PSE問題」だ。
PSE問題とは
電気製品が安全であることを示すPSEマーク。
このPSEマークがない電気製品は2006年4月から売買が禁止されることになった。
問題は、「PSEマークが存在しない頃の古い電気製品についても規制の対象である」との見解を、経産省が打ち出したことだった。
これはつまりレトロゲーム機などの古い電気製品が、2006年4月以降は一切売買できなくなるということを意味していた。
プロフィールに書いている通り、私が最も好きなゲーム機はドリームキャストである。
そしてこのドリームキャストも、「PSEマークが存在しない頃の古い電気製品」に該当するゲーム機だった。
「このままではドリームキャストのゲームが2度と遊べなくなってしまう!」
そう考えた私は、急いでドリームキャストを確保することにしたわけである。

最終的に古い電気製品に関してはPSEマークがなくても売買OKになったはず

慌てて買い戻す必要なかったやん
以上が、2006年頃の第1次リバウンドで買い戻した物とそのきっかけだ。
第2次リバウンド(2012年頃)
続いて、2012年頃の第2次リバウンドで買った物ときっかけ、及び当時の写真を紹介する。
第2次リバウンドで買った物
第2次リバウンドで買った物は以下の通りである。
- PS3本体
- XBOX360本体
- それぞれのソフト
PS3本体
新品のPS3本体とグランツーリスモ5スペック2を同時購入。
XBOX360S本体
新品のXBOX360S本体とForza MotorSport4を同時に購入。
車は運転しないがレースゲームは好きなのだ。
各ゲームソフト
PS3のソフトはパッケージ版を中心に10本程度購入、XBOX360のソフトは有料会員向けに配布されたソフトも含めて、ダウンロード版を3年間で160本ほど購入/入手した。

このダウンロード版のソフトは今もマイクロソフトのアカウントに紐づけされているはず。

XBOX最新機種は過去の機種をすべて互換するらしいから、役に立つかもな
第2次リバウンドの頃のゲーム機器
第2次リバウンドの頃の私の部屋のゲーム機器の写真が残っていたので紹介しよう。
ゲーム機器は以下のように、ゲームセンターの筐体を模したようなセッティングを構築していた。
メタルラックの内訳は
- 上段:ディスプレイ
- 中段:PS3とXBOX360Sの本体
- 下段:フレッツ光の機器が3台、無線LAN親機、電話機
となっている。
加えて、手前側にアーケードスティック用に棚を増設している。
なお、アーケードスティックの天面と椅子の高さは、ゲームセンターの筐体寸法に合わせている。(ネットで寸法を調べた。)
機器がゴチャゴチャしており、フレッツ光の機器も3台それぞれにACアダプターがあったため、配線は異常なほど複雑になっていた。
私の配線嫌いはこの時の経験から来ている。
ディスプレイのさらに上にあるのはスピーカーである。
ゲーム機の音はこのスピーカーから出していたが、その理由は以下の写真で分かる。
ディスプレイを縦向きにした場合、左右の音が右上部・右下部から出る形となってしまうためだ。
これを回避するためスピーカーを接続し、ディスプレイの向きによらず、左右から音が出るようにしていた。

これらの機器に加えて、ジェスチャーコントローラーのkinectも買っていたことは言わないでおこう
第2次リバウンドのきっかけ
上記第1次リバウンドの時に買ったドリームキャストとセガサターンは、2010年に引っ越しをした際に実家で保管することにした。
このため、2010年の引っ越し以降は、ゲームは携帯ゲーム機ぐらいしかやっていなかった。

携帯ゲーム機は持ってたんかい(笑)

当時の担当美容師がモンハンやってるって言ってたもんでつい・・・
しかし、Youtubeでたまたま最新据置ゲーム機の動画を見てしまい、携帯ゲーム機とのグラフィックの差に衝撃を受けたことがきっかけで、ついには最新の据置ゲーム機本体を買ってしまう羽目になった。
PS3とXBOX360の両方の本体を買った理由
上記で説明したように、まずPS3の本体とグランツーリスモ5スペック2というレースゲームを同時購入した。
しかし、どうも本体の性能が追い付いていないようで、レースゲームなのにカーブに差し掛かるたびに処理が重くなるという現象(フレームスキップ、ティアリング)が頻繁に発生した。
また、静止状態からのレーススタートではなく、全コース走りながらのローリングスタートというのも不満だった。
そこでネットで検索してみたところ、XBOX360用のForza Motorsport 4というレースゲームは出来がいいということが分かった。
結局、PS3の不満点を解消するためにXBOX360本体を買う形となったのである。
PS3購入からわずか1ヶ月後のことだった。

Forza4の固定60fpsの気持ちよさは最高だったね
リバウンド後に再びゲームを手放した理由
これら2回のリバウンドで買ったゲーム機は、2015年の引っ越し前後にすべて手放している。
その理由は、
- ドリームキャスト/セガサターンのゲームは多くがXBOX360に移植された
- PS3/XBOX360はそろそろ世代交代の時期だった
の2つである。
つまるところ、最新のゲーム機に昔のゲームが移植されることが多くなったため、昔のゲーム機をわざわざ持つ必要がなくなったということだ。
現在はゲームをプレイする頻度も減ったため、携帯ゲーム機以外は所有していない。(その携帯ゲーム機も実家に置きっぱなし)
結び
今回は、私の持ち物がリバウンドした時のことを紹介した。
「ミニマリスト=持ち物が少ない人」ではない。
例え持ち物がリバウンドしたとしても、ミニマリストをやめる必要はないのだ。
物を手放したり、手に入れたりしながら自分にとって必要な物、必要な量を見極めていくことが大事ではないだろうか。
また、それらは状況や心境の変化に応じても、その都度変わっていくものである。
「一度物を減らしたらそれで終わり」ではなく、また「その状態をキープし続けなければいけない」というわけでもない。
その都度、自分に必要な物を見極めよう。
ミニマリストらしいかどうかという基準で持ち物を選んだら、自分に嘘をつくことになりかねない、と私は考えている。