部屋の掃除をする際、何を使うかはミニマリストによって様々だ。
よく使われるものとしては、
- 掃除機
- ロボット掃除機
- フローリングワイパー
- ほうき
といったものがあげられる。
私は以前はごく普通の掃除機を使っていたが、正直、掃除機での掃除は嫌いだった。
このため今は掃除機を手放し、フローリングワイパーを使って掃除をしている。
今回は、フローリングワイパーで掃除をした上で感じたメリットとデメリットについて書いてみようと思う。
フローリングワイパーでの掃除を検討している人の参考になれば幸いだ。
フローリングワイパーのメリット・デメリット概要
私がフローリングワイパーを使ってみて感じたメリットとデメリットは以下の通りだ。
メリット
- 気軽に掃除できる
- 使わない時に収納できる
- メンテナンス不要
- 水拭きも可能
- 痒い所に手が届く
- いらなくなった時に手放しやすい
デメリット
- ラグやカーペットでは使えない
- ランニングコストがかかる
- 粉塵は取れない
- 痒い所に手が届かない場合も
以下、順にみていこう。
フローリングワイパーのメリット
まずはメリットから。
メリット1:気軽に掃除できる
私は掃除機での掃除が嫌いだった。
主な理由は、重い掃除機を引っ張りまわして掃除するのがストレスだったからだ。
その他にも、掃除機本体が壁や家具に引っかかって思い通りに進めなかったり、電源コードが届かなくて、コンセントを途中で差し替えたりといった手間もストレスだった。
一方、フローリングワイパーなら掃除機のような重さは全くないし、壁や家具に引っかかるような本体パーツもなく、また、電源コードもない。
このため、掃除機と比べて気軽に掃除をすることができる。
「掃除機を使う場合に比べて、ストレスが劇的に減る」というのが、フローリングワイパーの第1のメリットだ。
メリット2:使わない時に収納できる
フローリングワイパーの2番目のメリットは、使わない時に収納できるということだ。
掃除機の場合、どんなにコンパクトに縮めても、本体の大きさは変えられないし、柄の部分もある程度の長さになってしまう。
掃除機が収まるほどの収納があればいいが、ない場合は部屋に掃除機を置くことになってしまい、インテリア的にもイマイチだ。
一方、フローリングワイパーは柄の部分が小さく分解できるようになっており、収納時にはかなりコンパクトに収めることができる。
私の場合、フローリングワイパーは普段、玄関収納(下駄箱)に収納するようにしている。
(下の写真の最上段に掃除用具を入れている)
このように、「使わない時は完全に見えない場所に収納できる」のがフローリングワイパーの2番目のメリットだ。
メリット3:メンテナンス不要
最近の掃除機の主流はサイクロン掃除機である。
サイクロン掃除機の場合、ゴミを吸い込んでも吸引力が落ちず、また、紙パックを準備する必要がないというのが長所となっている。
その一方で、ダストボックスに直接ゴミがたまるため、ダストボックスやフィルターに綿ボコリや髪の毛などの汚れが付着しやすい。
このため、定期的にダストボックスやフィルターの掃除が必要になってくる。

掃除機の掃除か・・・
フローリングワイパーの場合、掃除後は取り付けたシートをそのまま捨てるだけなので、「メンテナンスの手間は全く必要ない」
これが第3のメリットだ。
メリット4:水拭きも可能
フローリングワイパーの場合、ワイパー本体にシートを取り付けて掃除をする形になる。
取り付けるシートはホコリを吸着させるためのドライシートだけでなく、ウェットシートもある。
ウェットシートを使えば、床の水拭きを手軽に行うことが可能だ。
フローリングは表面のホコリを取っただけではツヤが出ず、水拭きすることではじめてピカピカになる。
フローリングワイパーでウェットシートを使って掃除すれば、簡単に床をピカピカの状態に保つことができるということだ。
また、ウェットシートは除菌成分が配合されている物が多く、トイレの床掃除の際にも活躍するだろう。
このようなウェットシートを使った水拭きは、掃除機での掃除ではできない。
「ウェットシートを使った水拭きができる」これが第4のメリットである。
メリット5:痒い所に手が届く
フローリングワイパーは、ヘッド周りが掃除機に比べてコンパクトになっている。
このため、掃除機では掃除できないような場所の掃除も可能だ。
狭い隙間
掃除機の場合でも、ヘッドのノズルを変えれば掃除できる箇所もあるが、掃除機のパイプ自体が太いため、あまりに狭い隙間の掃除は不可能だ。
天井
掃除機の場合、重量があるため天井の掃除は厳しいだろう。
まぁ、私は天井の掃除自体やったことはないが。

ないんかい!
狭い凹凸
私の部屋の壁には写真のような細い凸上のパーツがあり、この上にホコリがたまりやすい。
このような箇所も、フローリングワイパーならば、何の苦労もなくそのままホコリを取り去ることが可能だ。
このように、「掃除機では掃除できないような箇所の掃除が簡単にできる」のが、5番目のメリットとなる。
メリット6:いらなくなった時に手放しやすい
過去の記事にも書いているが、私は手放しづらいものはなるべく所有しないようにしている。
掃除機はサイズが大きいため、いらなくなって捨てようと思ったら、そのままゴミに出すわけにはいかない。
多くの自治体で、掃除機は粗大ごみとして処分することが必要となるだろう。
つまり、処分する際に手間やコストがかかってしまい、捨てたくても捨てられないといった状況になりかねない。
一方、フローリングワイパーならばコンパクトにできるため、日常のゴミとして処分することが可能だ。
せいぜい燃えるゴミと金属ゴミに分ける程度の手間しかかからないだろう。
このように、「いらなくなった時に手放しやすい」ということが、6番目のメリットである。
フローリングワイパーのデメリット
続いてはフローリングワイパーを使った際のデメリットについてみていこう。
デメリット1:ラグやカーペットでは使えない
フローリングワイパーの最も大きなデメリットは床面を選ぶということである。
具体的にはフローリングや畳に使うことはできるが、ラグやカーペットなどでは使えない。
このため、ラグやカーペットを使用する場合は、掃除機で掃除せざるを得ない。
毛足が極端に短いラグやカーペットならば、掃除機の代わりにコロコロを使って掃除することができるかもしれないが、そうでない限りは掃除機が必要になるだろう。
「ラグやカーペットでは使えない」これがフローリングワイパーの第1のデメリットとなる。
デメリット2:ランニングコスト(維持費)がかかる
2番目のデメリットは、「掃除のたびにシートを使い捨てることになるため、ランニングコスト(維持費)が発生する」ということだ。
紙パック式の掃除機に代わって、サイクロン式の掃除機が主流になった要因の一つに、紙パックが不要、つまりランニングコスト(維持費)がかからないという理由も大きいだろう。
フローリングワイパーの場合、紙パック式の掃除機同様、サイクロン式掃除機よりもランニングコスト(維持費)が大きくなってしまう。
ただし、こういった使い捨てシートはメーカーによって価格が大きく異なるため、選ぶ製品によってランニングコスト(維持費)を抑えることは可能だ。
デメリット3:粉塵は取れない
私がサイクロン式の掃除機を使用していた頃、掃除機のダストボックス内にはチョークの粉のような細かい粉塵がよくたまっていた。
フローリングワイパーの場合、ホコリをシートに絡みつけて取るという形になるので、綿ボコリや髪の毛を絡み取るのは得意だが、細かい粉を取ることができるとは到底考えられない。
ウェットシートを使えば多少はこういった粉塵も取れる気はするが、実際は目に見えないため、取れているかどうかは定かではない。
こういった「細かい粉塵状のゴミを取るのが苦手」ということが第3のデメリットとなる。
デメリット4:痒いところに手が届かない場合も
メリットの箇所に、掃除機と違ってコンパクトなので、痒い所に手が届くという内容を書いた。
が、逆に掃除機に比べて使い勝手が悪い面も当然ある。
私の部屋の場合、リビングと寝室間の引き戸のレール部分にたまったホコリは、フローリングワイパーでは取ることができない。
掃除機なら離れた箇所のホコリでも吸い込むことができるが、フローリングワイパーの場合、シートに触れない箇所のホコリは取れないからだ。
仕方ないので、私は下のようにシートを折りたたんでレールの溝に差し込んで、ホコリを取っている。
部屋の構造によってはこういったホコリの取り切れない部分が出てくるだろう。
「掃除機では取れるホコリが取れない場合もある」これが4番目のデメリットだ。
以上が、フローリングワイパーを使った場合のメリットとデメリットであるが、続いて、私が使用している掃除用具を紹介しようと思う。
ミニマリストの掃除用具一式
私の掃除用具は以下の通りだ。
- 花王のクイックルワイパー
- ダイソーのドライシート・ウェットシート
- 100円ショップのはたき
- 100円ショップのコロコロ(弱粘性シート)
花王のクイックルワイパー
フローリングワイパーは花王の純正のクイックルワイパーを使用している。
100円ショップの物と比べると立体的な構造となっており、ホコリを吸着しやすくなっているからだ。
ただし、実際に比較したわけではないので、いつか100円ショップの物と比較実験をするかもしれない。
ダイソーのドライシート・ウェットシート
ドライシートとウェットシートは、クイックルワイパーの純正シートではなく、ダイソーのシートを使用している。
もちろんランニングコスト(維持費)を抑えるためだ。
こういったシートは100円ショップによってそれぞれ特徴が違ってたりするが、私は無難にダイソーの製品を使用している。
単に、店舗が多いから引っ越ししても継続して使える可能性が高い、というだけの理由だ。
もし他の100円ショップの製品でメリットを感じたならば、乗り換える可能性はある。
100円ショップのはたき
どこの100円ショップで買ったかは忘れたが、ごく一般的なはたき。
フローリングワイパーをかける前に、はたきで家具等のホコリを落としている。
はたきなんてどれでも同じだと思うが、唯一のこだわりポイントは、色がモノトーンであることだ。
黄緑のはたきとかは所有したくない。
100円ショップのコロコロ
これもどこで買ったかは忘れたが、フローリングでも大丈夫な弱粘性の粘着シートを装着しているのがポイントだ。
普通のシートよりも値段は高いが。
普通のシートでも使用前に服等をコロコロして粘着力を落としてから使用してもいいかもしれない。
フローリングワイパーのメリット・デメリットまとめ
フローリングワイパーを使用した場合のメリットとデメリットについて、再度まとめよう。
メリット
- 気軽に掃除できる
- 使わない時に収納できる
- メンテナンス不要
- 水拭きも可能
- 痒い所に手が届く
- いらなくなった時に手放しやすい
デメリット
- ラグやカーペットでは使えない
- ランニングコストがかかる
- 粉塵は取れない
- 痒い所に手が届かない場合も
フローリングワイパーを使う上で上記のようなメリット・デメリットがあるが、私はメリットの方が大きく感じているため、今後もフローリングワイパーを使っていくつもりである。
部屋にラグやカーペットを取り入れない限りは。
掃除方法や使っている掃除用具について、何かの参考になれば幸いだ。