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支払いの際の手間を減らしたり、現金を持ち歩かなくて済むように、キャッシュレス決済を利用するミニマリストは多い。
ポイント還元のキャンペーンが行われていることもあり、こういったキャッシュレス決済はミニマリストに限らず急速に広まっていると言える。
そこで今回は、私のキャッシュレス決済方法について紹介したいと思う。
ただし、今回の記事は各種のキャッシュレス決済を比較しておすすめの決済方法を紹介するような類のものではない。
単に私が利用しているキャッシュレス決済を紹介するだけなので、どの方法がお得なのかを知りたいという人は比較サイトなどを活用してほしい。
ほぼすべてをクレジットカードで支払い
私がキャッシュレス決済に利用しているのはクレジットカードだ。
現在、ほぼすべての支払いにクレジットカードを利用しているが、そうするようになったのは2014年頃である。
したがって、スマホ決済が広がり始めてからもクレジットカード払いを変わらず続けている、というのが正直なところだ。
使っているクレジットカードは「REXカード」
還元率改悪により現時点ではおすすめできません。
以下の内容はREXカード時代の内容となります。
私が実際に使っているクレジットカードは「REXカード」である。
REXカードの特徴は以下の通りだ。
- 年会費無料
- ポイント還元率1.25%
- ポイントはカードの支払額に充当可
では詳細を見ていこう。
REXカードの特徴1:年会費無料
REXカードはJACCSとカカクコムが提携して発行しているカードである。
かつては年会費有料の「REXカード」と、年会費無料の「REXカードLite」の2種類があったが、1つに統合されて年会費無料のREXカードのみとなった。
実質、REXカードLiteが残って名称のみREXカードに変更された形だ。
ちなみに私が持っているのはREXカードLite時代のカードである。
やはり年会費無料のカードは気楽に持てるのがいい。
REXカードの特徴2:ポイント還元率1.25%
REXカードのポイント還元率は1.25%だ。
私がこのカードを作ったのは2014年頃であり、その当時は高還元率のカードとして取り上げられていた。
現在、もっと還元率の高いカードがあるかと思って調べてみたが、年会費無料かつ還元率1.25%のREXカードは今でも高還元率と言ってもよさそうだ。
ちなみに、私の月々の支払いが8万円だとすると、毎月の還元額は1000円となる。
1年で12000円だ。
普通に生活費の支払いをしているだけで、年12000円をゲットしていることになる。
この金額を、定期預金の利息で得ようとすると、定期預金の金利が税引き後0.15%の場合、800万円の預金が必要だ。
つまり、クレジットカードを使うだけで、800万円の現金預金が生み出す利息と同じ額を得ているということになる。
たった1.25%と思うかもしれないが、低金利時代には非常に大きい額といってもいいだろう。
REXカードの特徴3:ポイントはカードの支払額に充当可
高還元率であっても、得たポイントの使い道が重要である。
REXカードはその辺も使い勝手がいい。
得たポイントは、クレジットカードの支払額に充当できるのだ。
クレジットカードをほとんど使わず、支払額が0の時が多いというなら別だが、毎月のように支払いが発生するならば、その支払いにポイントを使うことができる。
つまり、得たポイントは実質現金を得ているようなものだ。
ポイントを物に交換する必要がないのも、ミニマリスト的には相性がいいだろう。
以上が、REXカードの特徴である。
スマホ決済(○○Pay)を利用しない理由
キャッシュレス決済が取り上げられるようになって、話題性とともに急速に普及したのは○○Payという名称で代表されるスマホ決済だが、私は利用していない。
正直、導入するのが面倒くさいという面もあるのだが、私がスマホ決済を利用しない理由を挙げてみよう。
- 規格が乱立
- 利用できる店舗は少ない
- 世界標準ではない
- キャンペーン後の懸念
では詳しく見てみよう。
理由1:○○Payという規格が乱立
政府の後押しもあって、キャッシュレス決済の主導権を握ろうと、様々な企業がスマホ決済サービスを始めた。
このため、現在ではスマホ決済の規格が乱立している状態だ。
こういう状態では、将来的に淘汰されるサービスも出てくるだろう。
主流になれなかったサービスに手を出して割を食うのは結局はユーザーである。
短期的にサービスの恩恵を受けられればそれでいいというのであれば問題ないが、様々な支払いを1つのキャッシュレス決済で統一したいというのであれば、主流になるサービスを見極めてからでも遅くはないだろう。
理由2:スマホ決済を利用できる店舗はまだまだ少ない
スマホ決済は急速に普及したイメージがあるが、対応している店舗はまだまだ少ない。
ましてや上記で述べたように規格が乱立している状態であるから、○○Payには対応しているが△△Payには対応していない、という状況が普通に起きるだろう。
だからと言って複数のスマホ決済を並行して利用し、店舗によって使い分けるといった使い方をすれば、管理が面倒になるだけだ。
スマホ決済がどんなに普及したとしても、クレジットカード対応の店舗数を逆転するなどということが起こるとは思えない。
自分が利用しているスマホ決済に店舗側が対応しているかどうかをイチイチ気にする必要があるのなら、素直にクレジットカードで支払ったほうがいいと私は考える。
理由3:世界標準ではない
上述のようにスマホ決済は日本でさえ使える店舗は少ない。
ましてや海外では使える店舗はほとんどないと考えていいだろう。
キャッシュレス決済を使っていくのであれば、それ一つでいつでもどこでも支払い可能という状態がシンプルであり理想的だといえる。
これらのスマホ決済は日本ですらまだまだ普及していないのに、海外で普通に使えるようになるのはいったいいつになるだろうか。
支払方法をいつでもどこでもシンプルにすることを考えれば、現状ではこれらのスマホ決済を利用するという選択肢はないだろう。
理由4:キャンペーン後の懸念
現在、スマホ決済が爆発的に普及しているのは、運営業者が採算度外視で様々なキャンペーンを行っているからである。
このキャンペーン施策により、スマホ決済の運勢業者は大幅な赤字となっている。
普及がひと段落すれば、この赤字を回収するための手を打ってくるはずだ。
ユーザーに対する各種キャンペーン期間の終了、還元額の改悪、あるいは店舗への手数料割引の終了といったことが考えられる。
そうすれば、ユーザーや店舗のサービス離れが始まり、残ったユーザーはますます恩恵が少なくなるということが起こるのではないだろうか。
普通に考えれば、ユーザーへ大幅に還元を行っている現状が異常すぎるのである。
お得な期間だけでもその恩恵にあずかる、そう考えているユーザーが多ければ多いほど、サービスの将来性についてますます懸念を抱かざるを得ない。
ユーザーとして短期的に恩恵を得るためにサービスを利用するにしても、その恩恵を最大化しようと、普段しないような無駄買いが増えるだけではないだろうか。
結局、短期的にも長期的にもメリットがあるとは思えないのだ。
以上が、私が今話題のスマホ決済を利用せず、クレジットカード払いを続けている理由である。
ただし、クレジットカードはキャッシュレス決済の候補にないという人は、スマホ決済を考えてもいいかもしれない。
もし私が選ぶのであれば、最も勢いのあるPayPayにするだろう。
結び
以上のとおり、私の現状のキャッシュレス決済方法はREXカードである。
現在、話題のスマホ決済を全く利用していないが、おそらくキャッシュレス還元が終了する2020年6月まで変わることはないだろう。
私としては、世界中どこでも使えるクレジットカード1枚に集約するのが最もシンプルだと考えているが、どうだろうか。